2024.後期の授業です。主にグラフィックデザインの基礎、パッケージデザインの演習、
関わり合いのデザインを学び、オリジナルブランドの展開をしました。
自然を感じ取り、自分の思いを言語化して、それについてのパッケージデザイン、ロゴデザイン、グラフィックデザインについて学びました。
パターングラフィックでは、自分が感じたことを思いにした短歌を元にデザインを制作しました。
また、短歌を他人に見せることで他人との関わり合いの中でどのように影響されあうか、ということを学びました。
また、そこから元にしたロゴデザイン、パッケージデザインについては短歌を詠んで感じた思いが「何をしててもいい、自由にしていい」といった「安心感」
を強く感じたため、それを他人にも伝わるようなデザインを制作しました。
ブランド思想として「わくをはみでる」といった内容がブランド思想になっているため、枠をはみ出したロゴデザイン、リーフレット、シールのデザインを制作しました。
キャッチコピーは「わく、はみ出た?」
シールを自分の好きなものに貼ることで、匿名性は保たれながらも
好きなものには好きと自由に言っていい安心感を使用しながらも実感できるブランドです。
私たちは環境(他者/社会/自然)との関わりあいの中で絶えず情感を生起させている。
デザインにおける「情報」をこれら環境(他者/社会/自然)と情感的な信頼に基づいて関わりあえるようになるための〈知恵〉や〈わざ〉としよう。
そうした場合、「情報」のリテラシーとは自らの経験に含まれる〈知恵〉や〈わざ〉を省察的に再解釈し、その意味を言葉やカタチを用いて表現する能力といえる。
私たちデザイナーは自らの情報リテラシーを涵養することによって、人と社会の変化が読み取れるようになり、
人びとの心を動かす「情報」としてのモノ・コトがデザインできるようになる。
本講義では「芸術の森周辺」あるいは「個々人の散歩エリア」をフィールドにして、
私たち個々人が何とどのような関わり合いがあるのかを再解釈して視覚的に表現する活動をおこなう。
表現の道具には、経験を再解釈するための道具としての〈短歌〉や〈スケッチ、判子〉などの描画用筆記具をつかい、
伝えるための道具としてAdobe Illustrator, Photoshopをつかう。
一連の講義を通じて、自らが「見て・感じ得ていること」を
ビジュアルコミュニケーションするための〈知恵〉と〈わざ〉を体得する。
イラストレーターの使用に関しては概ね理解できたと感じています。
他者に伝えることができるデザインの技術としてはまだまだ荒く、少し自分よがりな点があるなと感じました。
コンセプトとしては納得の行くものを作ることができたので、
「他人に伝える」デザインとしてのロゴデザインを学びたいと感じています。