科目のねらい
私たちは環境(他者/社会/自然)との関わりあいの中で絶えず情感を生起させている。デザインにおける「情報」をこれら環境(他者/社会/自然)と情感的な信頼に基づいて関わりあえるようになるための〈知恵〉や〈わざ〉としよう。そうした場合、「情報」のリテラシーとは自らの経験に含まれる〈知恵〉や〈わざ〉を省察的に再解釈し、その意味を言葉やカタチを用いて表現する能力といえる。私たちデザイナーは自らの情報リテラシーを涵養することによって、人と社会の変化が読み取れるようになり、人びとの心を動かす「情報」としてのモノ・コトがデザインできるようになる。 本講義では「芸術の森周辺」あるいは「個々人の散歩エリア」をフィールドにして、私たち個々人が何とどのような関わり合いがあるのかを再解釈して視覚的に表現する活動をおこなう。表現の道具には、経験を再解釈するための道具としての〈短歌〉や〈スケッチ、判子〉などの描画用筆記具をつかい、伝えるための道具としてAdobe Illustrator, Photoshopをつかう。一連の講義を通じて、自らが「見て・感じ得ていること」をビジュアルコミュニケーションするための〈知恵〉と〈わざ〉を体得する。
課題:パターングラフィクス
課題のねらい
個々人の散歩エリアを逍遥して見つけたものや気づいたことをパターングラフィクスで表現する。

コンセプト
逍遥中に見つけたゾウの遊具を、逍遥中に見つけた石でデザインしました。自分が小学生の頃遊んでいた公園にある遊具を、いつまでも忘れたくないという気持ちから、このパターングラフィクスが誕生しました。
▼逍遥中に見つけたゾウの遊具

感想
自分的にはかなり良いと思えるパターングラフィクスを作ることができました。慣れない作業が多く苦戦しましたが楽しみながら取り組むことができました。