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相対パス

相対パス

パスについての説明で示した図を再掲する.
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この中で説明したように,ファイルが存在している場所の位置関係は「階層」という考え方で理解できる.このとき,HTMLを記述しているファイルそのものを基準として,相手(スタイルシートや画像のファイルなど)の位置を表記する方法を,相対パスという.

同じ階層にある場合

例えば,
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sample1.htmlからみるとsample2.htmlは同じ階層にある.このような場合,相対パスでの表記は「"sample2.html"」となる.必ずダブルクォーテーションで囲む.

下の階層にある場合

例えば,
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index.htmlと同一階層にあるsampleフォルダの中に含まれるsample1.htmlは,1つ下の階層にある状態である.このような場合,相対パスでの表記は「"sample/sample1.html"」のように,下がる時に開くフォルダ名を記述する.フォルダやファイル名の区切りは必ずスラッシュ(/)とする.
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2つ下の場合には,下がる時に開くフォルダ名を順番に記述していけばいいので,index.htmlからchapter1-1.htmlを参照する場合には「"work/chapter1/chapter1-1.html"」のようになる.3つ以上でも同様である.

上の階層にある場合

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「1つ上に上がる」という意味の記号として「../」という表記を使う(ドットが2つ+スラッシュ1つで,1階層上がるという意味になる).例えば,sample2.htmlの1つ上の階層にあるindex.htmlを参照する場合,「"../index.html"」のようになる.
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2つ上の場合には,2階層分上がるから,chapter2-1.htmlからindex.htmlを参照する場合には「"../../index.html"」のようになる("..../"ではないので注意).3つ以上でも同様である.

上下する場合

上下する場合には,共通のフォルダまでさかのぼり,そこから降りていくようにする.これと上記のことを組み合わせると,例えば,
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sample1.htmlからrose.jpgを参照する場合,まずmy_websiteフォルダにあがり,そこからpictureフォルダを開くので,「"../picture/rose.jpg"」となる.
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