1年次ポートフォリオ


材料加工理論Ⅰ

授業の到達目標

機器操作安全講習と、目的にあった材料特性を理解して加工方法を習得するとともに、
材料に適する造形技術、および、3次元の表現力、造形力を養うことを目的とする。
①材料の特性と加工方法を知る。
②材料特性に基づいた造形ができる。
③思い描いた造形を立体に加工できる。

課題概要

厚さ1.6mmの鉄板(100x100mm) 6枚と長さ300mmの直径6m丸棒6本を加工し立体作品を制作。
(材料は必ずしも全てを使用しなくてもよい)
完成作品は、デザインしたタグ(縦70mmx横100mm)を添えて提出。

制作物/コンセプト

舞台
材料加工_鉄

席の部分は1枚じゃ物足りなく、何かわからないので、板材の端材を繋げて他のものと質感を変えるようにした。また、屋根はあえて穴を開け、後ろの光を中に取り入れられるようにし、照明のように光が指しているように見えるようにした。
普段は離れている3つを棒材で繋げてひとつにすることで、実際の舞台と客席の一体感を演出するように工夫した。

自己評価

舞台の要素を取り入れるために、舞台そのもの、客席、天井に照明、など分けて取り入れることができたのは良かったと思う。特に、天井を穴をあけて外の光を取り入れてスポットライトのようにすることは良かったと感じるが、客席はもっと工夫の仕方があったと考える。棒材を立てて人がいるように見せるなど、発想の転換が必要だった。

課題概要

空間デザインとしての木工を体験・学びながら、自分のためのFRAMING HOUSE を制作してください。空間内から「風景をきりとり、味わうこと」を想定してください。 最小限のいえでありながら、風景とつながる最大のいえであるともいえます。
「座って半畳寝て一畳」という古くからの言葉があります。配布される木材(910ミリ長さ) を四角に置けば畳半畳となり、座るに適した最小空間となります。この規格(広さ)を基に「風景をきりとる」空間をデザインし、制作してください。

制作物/コンセプト

FRAIMING HOUSE
材料加工_木

私は「くつろげる」をコンセプトにつくりました。和を感じさせる格子状の台座や、壁代わりの柵をつくり、どこでも汚れを気にせず座れて、後ろにもたれかかることができるようにしました。格子状にしたことで、閉鎖されず、風や地面の草も触れて、自然が気楽に、より近く感じられることができるように制作しました。
また、天井を三角形にし、普段とはちがった空や風景を楽しめるようにしました。前・後ろ、両方ともを大きく開放させることで、どちらにも足を広げることができ、また横にも空間があることで気分や状況によって、体に負担をかけず、楽に体勢や体の向きを変えられるようにしました。使い方や向き、周りの景色によって表情が変わる空間です。

自己評価

和を意識した格子や左右平等を取り入れて作成できたことは良かったと思う。自分のこだわりである、台座を入れるということも取り入れられた。しかし、持ち運びの際に壊れやすかったり、外れやすくなってしまっていたのは改善した方がいいと感じた。