フロッタージュ
異なるテクスチャを用いた構成表現で自分の等身大を制作する
課題の到達目標
- 無秩序でまとまりのない情報に対し、「点・線・面」を用いて、意味のある形に視覚化するスキルを習得する
- このスキルを用いて、グラフィックからプロダクトまで形ある対象すべてに役立てる資質を養う
全体

自分を骸骨で表現し、フロッタージュした用紙で骨を構成した。
<各部位のコンセプト>
頭

私は常にポジティブな思考を持っているので、ポジティブをイメージする暖色(赤・黄色・オレンジ・ピンク)を混ぜて表現した。また、常に複雑なことを考えているところなので細かい凹凸のあるところでフロッタージュを行った。
手・足


私は末端冷え性でいつも手と足が冷たいので、寒色(青・水色・紫)を混ぜて表現した。また、「頭」と同様に常に動かしているところなので、細かい凹凸のあるところでフロッタージュを行った。
右腕

私は幼い頃に右腕を骨折し、母の手作りの三角巾で腕を吊っていた思い出がある。その時の母の三角巾の生地の柄と色を再現した。
大腿骨・脛骨

私は幼少期に初めて立ち上がることも歩き始めるのも遅かったので、遅いイメージを表現する渦巻き模様をフロッタージュした。渦巻き模様はペロペロキャンディからフロッタージュした。
課題を通しての自己評価
最初に課題の説明を受けた時は、自分の等身大の大きさをどのように表現したらいいか、どんなものからフロッタージュをしたらいいか悩んだ。しかし、どんなものだったら紙に上手にフロッタージュすることができるか研究したり、自分の体のパーツにまつわるエピソードを集めているうちにだんだんと完成像が見えてきた。また、骸骨という狭い面積で表現することでパーツの切れ目がわかりやすくなり、各部位のフロッタージュしたものが引き立つと感じ、自分の表現したいことを相手にしっかりと伝える良い方法であったと思う。