鉄の表情と加工性を生かした立体構成
各自が素材からえる印象を大切にし、テーマを定めて制作をすること。

コンセプト
この作品は、サーカスのテントをイメージして作った。硬い鉄でも棒状のものと板状のもので見たときの硬度の印象が違うことに気が付き、サーカスのテントのような柔らかい布と硬い骨組みの表現を使い分けられないかと思いこの作品にした。硬い鉄でも威圧感のない立体物というテーマを自分の中で作り制作した。
制作過程


自己評価
六角錐を立体構成で表現するのは正確さが求められ、とても難しく感じた。初めて加工する「鉄」という素材の扱いにくさが身にしみてわかり、もっとうまくできたら良かったというような反省点が多くあった。
FRAMING HOUSE/風景をきりとる家
空間デザインとしての木工を体験・学びながら、自分のためのFRAMING HOUSE を制作する。空間内から「風景をきりとり、味わうこと」を想定して、最小限の家を作る。

コンセプト
空を見上げるように空間を切り取るデザインにしたいと思い、試行錯誤しながら制作した。空から連想して、最終的に「羽」をイメージした作品になった。扇状に広がった部分は、真ん中に座る人の両翼に見えるように作った。
制作過程

自己評価
限られた木材で作るので思ったようにできないことも多かったが、最終的にはどんな向きでも自立する個性的な形の家を制作することができた。何度もやり直しが効く木材加工はとても扱いやすく、楽しんで取り組むことができた。
樹脂加工
樹脂を加工して、走るプロダクトを制作する。

コンセプト
発泡スチロールをもらったとき、「なにか白いものを走らせたい」と思い、一番はじめに浮かんだとうふを作ることにした。鰹節を乗せるために、できる限り薄く削り取り、走ると風でなびいて鰹節が踊るようにした。
制作過程


自己評価
樹脂加工にしかできない細かい加工に取り組むことができた。鰹節のようなものを作ることができる素材はあまりなく、樹脂という素材の特徴をうまく利用した作品を作ることができた。走る車輪の部分もうまく制作でき、まっすぐ長距離を走ることができた。