Portfolio
2411031 木村咲
表現基礎(製図)
課題1(Original Chair)
オリジナル折り紙椅子の制作をする。
- 条件
紙のサイズは横15cm、縦20cm。
紙を折る位置は自由に決めてよい。
椅子のデザインは自分で考える。
何人掛けでも可。
その他自由に考えて構わない。
- コンセプトと自己評価
『神聖』、『神秘』といったキーワードを意識して制作に取り組んだ。自分自身で一から考えるのには苦労したが、今回は光や背景を駆使して表現できるということでこれまでにないワクワク感があった。メインとしたのが階段状の構造である。様々な方向に存在する階段が重層的な印象をもたらしてくれる。そしてその階段や至る所にある切り抜き部分から漏れ出る光が、どこか厳かな雰囲気を漂わせる。カッターでの繊細な作業は想像以上に集中力が求められたが、これからに必ず活かせると思えた時間だった。
課題2(Top Light)
空間デザインは形状・素材だけでなく、空気環境や光、そこにいる人の存在で大きく変わる。
季節や時間により変化する太陽光をトップライトにより操作し、室内空間をデザインする。
- ねらい
トップライトの形状ではなく、室内に落ちる光をデザインする。
材料は自由だが、材料に頼りすぎない。
- コンセプトと自己評価
私がテーマとして選んだのは『蜘蛛の糸』である。トップライトの形状ではなく室内に落ちる光をデザインするということで、壁に蜘蛛の巣を浮かび上がらせることを思いついた。複雑な切り込みを入れ、蜘蛛の巣の雰囲気や不気味さを表現した。これまでの制作の中で、カッターでの細かい作業を何度も練習したのでその成果が出たような気がして嬉しい気持ちになった。他に工夫したのは光の当て方、写真の撮り方などといった部分である。『蜘蛛の糸』の舞台である地獄の圧倒的な雰囲気や果てしなさを写真上で表せるよう工夫した。この作品は自分のイメージをうまく現実に落とし込めたように思う。自分の考えを作品を通して伝えること、伝えようと努力することの楽しさを知った。