情報リテラシー2

ねらい

私たちは環境(他者/社会/自然)との関わりあいの中で絶えず情感を生起させている。デザインにおける「情報」をこれら環境(他者/社会/自然)と情感的な信頼に基づいて関わりあえるようになるための〈知恵〉や〈わざ〉としよう。そうした場合、「情報」のリテラシーとは自らの経験に含まれる〈知恵〉や〈わざ〉を省察的に再解釈し、その意味を言葉やカタチを用いて表現する能力といえる。私たちデザイナーは自らの情報リテラシーを涵養することによって、人と社会の変化が読み取れるようになり、人びとの心を動かす「情報」としてのモノ・コトがデザインできるようになる。 本講義では「芸術の森周辺」あるいは「個々人の散歩エリア」をフィールドにして、私たち個々人が何とどのような関わり合いがあるのかを再解釈して視覚的に表現する活動をおこなう。表現の道具には、経験を再解釈するための道具としての〈短歌〉や〈スケッチ、判子〉などの描画用筆記具をつかい、伝えるための道具としてAdobe Illustrator, Photoshopをつかう。一連の講義を通じて、自らが「見て・感じ得ていること」をビジュアルコミュニケーションするための〈知恵〉と〈わざ〉を体得する。

パターングラフィック

街中や公園から自然の事象を見つめながら歩く、「逍遥」を通じて心が動いた瞬間や、美しいものや風景を切り取りパターンにする課題。自分の好きな世界観や好きなものを詰め込むことができる課題でとても面白かった。

パターングラフィック

この作品では自分の好きな冬であったり、白い世界というものを表現した。グラデーションを多用していて、細かな色合いが好きな作品に仕上がっている。自分にとって、厳しくて、美しくて、神聖な冬の雪のイメージを表現できていると思う。