キーワード③
繊細な、フェミニン、優雅な、洗練された、純粋な
コンセプト
色は寒色で揃え、繊細で洗礼されたイメージを目指した。背景で用いた水色と青色のグラデーションからは水のような透き通った純真さを感じられるように表現している。また中央の白の丸い模様からレースの模様を連想させることができ、品のある女性らしさといったフェミニンさや優雅さを感じることが出来るようにした。また時計の文字盤は、主要な文字を金色のローマ数字を用いることで、線が細井金属の印象を受けるそのフォルムから貴族のような優雅さや品の良さを連想させるようにした。その他の文字は白い丸で統一し、角がない形から純真な印象になるようにした。時計の針は、角を尖らせた曲線を利用した図形を選ぶことで、優雅さや繊細さを表した。図形は中をくり抜き線だけにするなどし、全体的に線を細くしたことで繊細で軽やかな印象を目指した。
キーワード④
気楽な、活動的な、居心地の良い、楽しい、陽気な
コンセプト
キーカラーの3色は色相の離れた三色を選び、炎や太陽を連想させる赤や花のいろや陽の光の色の黄色を使用し、陽気な印象が持てるようにした。形は、「気楽」「居心地の良い」という印象を与えるために角を作らないデザインにした。さらに波のように躍動させ、それが重なっていることで連続して動いているようにし、活動的で楽しげな様子を表した。文字は白のゴシック体を使用することで背景から分離し、視認性が保たれるようにした。文字の配置場所についても、縦と横を2:3に分割した場所に配置し、黄金比を意識した。そうすることによって、このデザインを見た人はバランスの良さから安心感を得ることができ、居心地の良さを感じ取ってもらえると考えた。
それぞれのキーワードに合ったキーカラー、構成を取ることはできたと感じている。しかし、彩度と明度のコントラストのバランスが取れておらず、文字盤の視認性が下がってしまっている点が課題であると思う。
この作品は窓をテーマに作成しました。様々なデザインの手法を学ぶことが札幌市立大学の魅力の一つなので、それを様々な景色が覗ける窓に置き換えました。そして、札幌市立大学には特徴的な窓が多くあるため、それに注目しました。建築家になることを志す受験生が多くいるので、より興味を持ってもらえるのではないかと考えます。また、この4枚の窓の写真の場所を選んだ理由としては、受験生がオープンキャンパスではあまり訪れない場所であるため、より有益な情報になると思ったからです。さらに、デザインの手法としてカニッツァの三角形を応用して窓のふちを作りました。カニッツァの三角形とは脳が図形のかけている部分を補完しようとする現象で、一部がかけている丸の図形を見るとその図形の上に別の図形があるのではないかと錯覚するというものです。これを利用したのは、見えない窓のふちを「想像」してもらうためです。見えない窓のふちを「想像」し、新たな可能性を見出すという意味とデザインの「創造」するという特徴を掛け合わせました。よく見ることで完全に内容を把握できるようにすることでより目を引いて、興味を持ってもらえるのではないかと考えました。
アイデアを論理的に導き出せ殿は良かった点だと思う。しかし、写真で魅せるフライヤーがテーマであったが写真の面積が小さく、図形の割合が広くなってしまったため、写真の主張を高めて、図形の存在感が少し抑えられると良くなると感じた。