プロフィール  情報リテラシーⅠ  材料加工理論Ⅰ  時間表現理論/演習Ⅰ_2024

iron_art

課題
鉄の表情と加工性を生かした立体構成

概要
厚さ1.6mmの鉄板(100×100mm)6枚と長さ300mmの直径6mm丸棒6本を加工し立体作品を制作。加えて、タグ(縦70mm×横100mm)をデザインする。

課題の狙い
○各自が素材から得る印象を大切にし、テーマを定めて制作をすること。

作品のコンセプト

鉄は固く頑丈であり、そこには冷たさや閉塞感というものを感じる。そこであえて、それを崩壊させることによって、”解放”を表現する。というのがこの作品のコンセプトである。

制作過程

コンセプトである崩壊を鉄の板と棒でどのように表現するかを考えた結果、”崩壊した壁”と”断ち切られた鎖”を用いて表現することを考え、その2つを組み込み形としてわかりやすいものとするため、ジオラマのような形で制作することを決めた。 また、崩壊した瞬間を表現するため、細かなパーツに分割し、計30点以上に及ぶ溶接で作品を作り上げた。また塗装は2つの壁で違う色を使うこととしたため、塗装はマスキングによる部分塗装を行った。
アイデアスケッチ

自己評価

自身の制作した作品としては、初めて自身の納得できる(作りたかった)作品を制作することができ、その後の作品制作で自身の作りたい作品を作れるようになる、始まりの作品とすることができた。一方問題点としては、立体感をより出すために、制作後に展示角度を変更したという事があったため、最初からそのプランで始めていればより物理として合理的な位置に細部パーツを配置することができたという点が挙げられ、アイデアスケッチを通しての完成予想をはっきりさせることの大切さを学んだ。