webデザイン課題 ポートフォリオ

材料加工理論/実習II(インダストリアルクレイ)

課題1 練習課題

課題の概要:インダストリアルクレイを使って練習作品を作る
※インダストリアルクレイとは プロダクト製品(自動車・オートバイ・家電弱電等)の立体造型デザインに用いられるモデリング用化学系合成粘土。60°C前後で軟らかくなり、温まれば中子などへの盛り付け作業を行うことが可能。冷めればツール類を使って手作業による切削ができます。(株式会社トゥールズインターナショナル,インダストリアルクレイ|製品情報,"インダストリアルクレイ|製品情報|株式会社トゥールズインターナショナル",https://www.toolsintl.jp/product/clay.html,2025/1/24閲覧)
課題の目標:三面図の読み取り方を知り、図面に正確な形を作る
自己評価:最初はインダストリアルクレイという素材に慣れず作業が遅くなってしまったが、授業街の時間を使うことによって丁寧な作品を作ることができた。図面の読み方、クレイについた傷や凹凸の修正の仕方などといった基本的な技術を身につけることができた。
制作過程:

中子作り 盛り付け 切削 磨き フィルム貼り
cray1 cray2 cray3 cray4 cray5
高価なインダストリアルクレイの代わりにスタイロフォームで土台を作る。黒い線が引かれているため、それに沿ってスチールカッターで角を落とす。 青い中子が見えなくなるまでクレイを盛る。切削して整えることを考えて、図面よりも5mm〜1cm大きく作る。 こまめに図面に当てながら、図面通りになるようにクレイを削る。同じ方向から削ると表面が波打つため、毎回違う方向から何度も削る。 切削の際にできた表面の凹凸を平らにする。あらかた整ったら水をつけたウエスで磨く。水をつけるとフィルムを貼った完成形とほぼ同じ見た目になるため、さらに凹凸を微調整する。 銀のフィルムを貼って金属のように見せる作業。保護フィルムと台紙を丁寧に剥がし、フィルムを作品の上に置く。評価対象となる上面、側面、正面が美しく見えるようにフィルムの皺を伸ばして底面と背面に追いやり、テープで止める。

課題2 スピードシェイプ

課題の目標:インダストリアルクレイで速そうな形を作る。
コンセプト:ツバメ 水平飛行の時速が40~50kmであるということや、風の抵抗を逃がす砲弾のような形から着想を得た。
自己評価:底面の面積が少なく重心の偏った図面であったため、作業時に左右対称を捉えにくくなってしまった。図面を早めに先生に見せて、修正する時間をとればよかったと後悔した。しかし、先生の協力もあって作品自体の出来栄えは良く、速そうな砲弾型と、ツバメというモチーフのかわいらしさを有機的な曲線によって表現することができた。
制作過程:

土台作り 盛り付け 切削 磨き フィルム貼り
cray6 cray7 cray8 cray9 cray10
型紙を当ててスタイロフォームに線を描き、スチールカッターで切っていく。 5mm~1cm大きくクレイを盛る。練習課題を経て、クレイをきちんと刷り込みさえすればこの工程は手早く行っても良いと気がつき、効率的に行うことができた。 ぐらぐらして左右対称に削ることが難しかったため、底面に持ったクレイを平らに削って安定させてから作業した。様々な角度から見て、歪みをなくしていった。 傷や凹凸を削り、時にはクレイを足しつつ表面をなめらかにした。直すのに時間のかかった傷が多く、切削の工程が雑だったことがわかった。 練習課題のような単純な形ではないからか、作業が遅々として進まなかった。見かねた先生が手伝ってくださって、なんとか完成。底面の方向にばかり伸ばしていた私とは違い、先生は側面や背面にも皺を伸ばしていた。