材料加工理論の木工ではフレーミングハウスというものを制作した。
フレーミングハウスとは、自然の中に自分ひとりが収まることができる空間を木の板のみを用いて制作したものの事である。
私は下記のレポートでも述べているように「自然に立てこもる」ということをコンセプトに制作を進めた。
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当初案では、このように足を伸ばしてもたれ掛かる事が出来るような骨組みを構想していた。 しかし、これでは「ハウス」としての体を保つための囲い部分の素材が足りないことが判明した。 |
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そこで、座れて足を伸ばせるという要素は残しつつ簡素な形になるようにデザインした。 このような、おかもちのような形とし、座れる部分は残しつつも屋根を作れるという着地点に至った。 |
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完成したものがこれだ。底面の割り箸のような木の板が2本並んでいるところにお尻を置き、足を伸ばして自然に溶け込めるようなデザインとなり、 構想通りの出来となった。また、屋根や左右がある程度囲まれており密室感があるので、コンセプトの「自然に立てこもる」を達成したといえる。 |
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これは制作完了にあたって提出したレポートである。私が実際にフレーミングハウスに滞在している様子が確認できる。 |