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材料加工理論Ⅱ(セラミックス)


課題概要・ねらい

粘土を使用し(タタラ作り、ひも作り)食器を制作する。
粘土から陶芸の焼成までの成形方法を実践的に学ぶことが課題のねらいである。

制作過程

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タタラ作り

粘土を土練りし柔らかくした後、粘土を叩くように平らに伸ばしタタラ板で一定の厚さにカット。粘土をタンポを使ってしめ、型紙に合わせてカットし作りたいものに合わせて成形する。
素焼きした後に絵付けや釉薬掛け等の装飾を行い、本焼きして仕上げる。

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ひも作り

粘土を土練りし柔らかくした後、土台を作りひも状にした粘土を上に積み重ね都度しめる。口元を滑らかにしたらろくろから切り離し、乾燥後裏を削る。
素焼きした後に絵付けや釉薬掛け等の装飾を行い、本焼きして仕上げる。

コンセプト

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作品①平皿(タタラ作り)

焼き魚などのちょっとしたメイン料理やデザートを置けるように制作した平皿。
白化粧と黒化粧を対角線上に施し、水色と翡翠の絵の具でひし形を描き対になるようなデザインにした。初めて作った作品なので荒いところもあるが、それも手作りならではの味だろう。

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作品②鉢(タタラ作り)

お鍋や煮物等をよそう時に使うのを想定して制作した鉢。装飾のテーマは春。
縁には花のスタンプを押した上に黄色の絵の具で絵付けし、底はピンクの絵の具で和紙染めをした。和紙染めにより平皿のひし形よりもよりくっきりとした花柄を出すことができた。

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作品③小皿(タタラ作り)

フリー制作で作った小皿。醤油や薬味等を入れる時に使えそう。
竹串で大きく猫の顔や魚を描いたのだが、実は④のスープマグの猫と同じ想定であり統一感のあるデザインにしている。想像以上に猫がしっかりうつって満足している。

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作品④スープマグ(ひも作り)

最近朝食にスープを飲むことが多く、自分好みの新しいスープマグが欲しくなり制作。
内側は白化粧を、外側にはスポンジで水色の絵付けを施し色を変えて作った。スポンジで絵付けしたためできたムラのおかげであたたかみを感じる作品となった。さりげない猫や魚のシルエットがポイント。

自己評価

昔粘土で簡単なカップ程度なら作った事があったが、ここまで多くの種類を異なる作り方で制作するのは初めてだったのでとても楽しく勉強になった。
なるべく様々な装飾法を試そうと色々挑戦してみた。特に鉢とスープマグがお気に入り。