表現基礎(描画)

<科目概要>

課題作品

<課題概要:見たままスケッチ2>

<初課題作品(桝田先生フェーズ)> <詳細・反省>
beetle1.jpg 初課題作品で私は対象物(自然物)として「カブトムシ」を選んだ。黒鉛筆だけで描く課題で、最初は大学受験までのデッサン教室で習ったような知識しかなかった。その後、講評などを通して自分のスケッチをよく振り返った。その結果、私に足りない技術は主に二つあることに気がついた。一つは対象物の形を空間的に把握する力、もう一つは黒の色数を広く多く表現する力だ。形の空間的な把握力は立体感を出すためには欠かせない力だ。そして、リアルなものほど描くためには黒の色数を多く表現できなければいけないと考えた。また形の把握の話につけ加え、ディテールに注目して描くことも今回の見たままスケッチでは重要であると考えた。以上のような反省点が初課題の実施後にあげられた。
<最終課題作品(桝田先生フェーズ)> <詳細・反省>
beetle.jpg 最終課題では、初課題でスケッチしたものにもう一度改めてトライしてみようというものだ。初課題時の反省点とこれまでの学習内容を活かして課題に取り組んだ。まず、初めに描く前に対象物がどのような形・奥行きをしているのかをよく確認してから取り組んだ。これによって形を綺麗に見たままスケッチすることができた。そして、次は陰影だ。どのように光が当たっていて陰ができているのか、そして、対象物がどのような質感をしているのかを考えながら鉛筆を走らせた。これによって、一回目にはなかったコントラストの強い様子が再現でき、より甲殻のメタリックさを際立たせることができた。同時に質感の描き分けもすることができた。しかし、反省点もある。背部の甲殻の陰影の描写が少しラフになってしまったことだ。この点をいかに妥協をせずに描き切るかが、上達への道筋ではないかと考えている。