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02 構成

表現基礎(構成)

3つのドット

30 案のアイデアスケッチから「喜び/怒り/哀しみ」 を伝えるスケッチを1案づつ選び、ケント紙・台紙に3つの感情を 1 枚づつ清書で描く。

課題の目標

感情の表現を伝える、線と形の構成を発見する
形が与えるイメージの差異を知る

表現の手続き

1枚目 喜び
朗らかな喜びの表情を表現する
2枚目 怒り
体を揺らしながら激しい怒りを表現する
3枚目 悲しみ
冷たく重い悲しみを表現する

アイディアスケッチ

この課題をやる上で3つの感情それぞれの線と形のアイディアを10案づつモノクロで描いた。この時点で余白の多さや線の多さ、激しさなどが全く違って面白かった。

喜び

ki3

喜びは湧き出るような感情を表現した。全体的に明るめの色を使い、他の作品よりも色を多く使った。中心に炎のような吹き出したような形を描き、爆破的な溢れ出す感情を炎に例えた。その周りのカラフルな模様は爆発した喜びの感情から溢れ出たたくさんの楽しい経験を表現した。そのためなるべく違うたくさんの色、模様を敷き詰めた。また、空白無く描くことで喜びでいっぱいな充実した気持ちを表現した。他の2作品と大きく密度や配色を多くして差をつけることで他の2つはマイナスな感情であるのに対し、真逆なプラスの印象が強く出るようにした。

怒り

do2

この怒りは感情が複雑に絡まり合って行き場を失ったイメージで描いた。うねるような物体から棘のようなものが突き出している部分は怒りの刺々しい部分と今にも吹き出しそうな抑え切れるかどうかの狭間の怒りを込めて描いた。また、この絵を見たときに感じる痛々しさは触れられない怒りを表現している。配色に関しては毒々しさ、痛々しさを感じさせるために紫、青、赤などの色を使った。水を多く含ませて塗る部分と濃く重ねて塗る部分に分けることで、行き場のない怒りの不安定さが絶妙に表現できたと思う。ぐちゃぐちゃに絡まり合う線も怒りの複雑さを表現している。

哀しみ

ai2

この作品は悲しみのもの寂しさを表現したくてわざと色はあまり使わずに薄く伸ばすようなイメージで色を塗り、余白が多くなるように描いた。上から垂れさる重くのしかかるような感じで悲しみを表現することも考えたが、横から這いつくばるよな忍び寄るイメージの方が自分の中の悲しみのイメージにあっていたので、横から流れ出るような模様を描いた。配色は寒色の青と紫を使い、そのほかは色の薄さだけで表現し悲しさや寂しさを強調した。