材料加工理論/実習Ⅰ
material processing
到達目標
①材料の特性と加工方法を知る。
②材料特性に基づいた造形ができる。
③思い描いた造形を立体に加工できる。
01
Wood Processing
木材を使用し、風景を切り取る家を制作する。

〈framing house〉
コンセプト
風景や自然を眺め、味わうためには、景色がより最大的楽しむことができるような構造にするべきであると考えた。なので私は人ひとりがどの向きで立っても座っても、周りの自然を楽しめるような構造にした。また、家の形を綺麗で法則性のあるものにしたかったため、柱を六角形状に配置して、屋根も左右対称になるようにした。撮った写真も全体から自然を感じる広さと明るさを感じられるように撮り方やレイアウトを意識して、この作品を見てくれるひとに自然を味わってほしいという思いで制作した。
02
Metal Processing
金属の切断や溶接などを行い、抽象的な作品を制作する。

〈horse〉
コンセプト
私は自分の出身地の特産物が馬だったため「馬」をモチーフにしてこの作品を制作した。この作品を制作する際の原材料は金属の細長い棒と薄く広がった金属の板だったので、棒を4本同じように婉曲させて足のようにし、その足に沿って胴体と顔を板を溶接させて、最後に黒くスプレーをかけて光沢のある作品に仕上げた。作品を制作するうえで注意した点としては、どの角度から作品を見ても違和感がないように溶接することと、しっかり4本足でまっすぐ自立するようにしたことだ。現在は自宅のオブジェとして活躍しており、とても愛着がわいている。
03
自己評価
この授業は、不器用な自分にとってはとても難易度の高い授業だったが、木材と金属のこの2つの課題はうまく制作することができたと感じる。まず木材は、自然の風景を切り取るという課題のコンセプトに沿ったものを、ミニチュアのシンプルな家の枠組みのようにして、うまく形にすることができたと思うし、その写真の撮り方や見せ方も良い構成などを考えながら取り組むことができて良かったと思う。金属は、自分がイメージしていた通りの形に制作することができて、馬とも見えるし犬とも見えるような抽象的な作品を制作することができたのではないかと思う。