丸い図形を多く使用することで炭酸の泡をイメージしてパンっと弾けるような喜びを表現した。喜びという感情は明るい感情なのでベースカラーは暖色を使用した。
様々な丸を使い、重ね順を変えて奥行きを出したり大きさを変えたりした。また、水の量や他の色を混ぜる量を考えてカラーバリエーションを増やすことができた。しかし、色の塗り方にムラがあり、あまり綺麗には見えないと思った。
ギザギザとした稲妻をイメージして爆発した怒りを表現した。同じサイズの図形だけではなく、様々なサイズの図形を描くことで奥行きを出した。また、筆を振り翳して絵の具を散りばめることで、爆発していることを表した。湧き上がる闇を表現するためにベースカラーは原色に青を多く混ぜ込んだ暗めの色にした。
筆を振り翳して絵の具を散りばめたのはいい表現方法だと思った。ギザギザや絵の具の散らかり具合から「怒」という感情を想像しやすい作品になった。また、先生から奥行きがこの作品にとてもいい影響を与えているとの好評をいただいたき、上の「喜」と同様、私自身平面的ではなく作品に奥行きをつけることが多いのだと認識することができた。
流れ落ちる涙をイメージして塞ぎ込んだ悲しみを表現した。枯れた葉が落ちるような細く弱々しい図形を描いた。絵の具にたくさんの水分を含ませ、絵の具が乾く前に紙を横にして垂れ流すことで、涙を表した。涙をイメージしてベースカラーは寒色を使用した。
乾く前の絵の具をあえて垂らすことで目からこぼれ落ちる涙をうまく表すことができたと思う。色合いや透明感など、カラーに関しては悲しさをリンクさせるような色を選ぶことができた。喜怒哀の3作品の中で一番納得のいく作品になった。