プラスチック加工の機器操作安全講習と、目的にあった材料特性を理解して加工方法を習得するとともに、材料に適する造形技術、および、3次元の表現力、造形力を養うことを目的とする。

課題

樹脂素材を加工し、より長い距離を走る移動体を製作しなさい

到達目標

  • 材料の特性と加工方法を知る
  • 材料特性に基づいた造形ができる
  • 思い描いた造形を立体に加工できる
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材料:150mm×300mmのスチロール材、その他樹脂素材であれば持参して使って良い。
スケッチ
長く走る移動体がどのようなものか考えたときに、重量がある、接地面が少ない、滑らかである(流線形のような形)、空気抵抗が少ないことなどが思い浮かびました。
坂を走る移動体を想像していると、氷の上をお腹でスーッと滑るペンギンが思い浮かび、これをモチーフに作ることにしました。
制作過程
1番の工夫点はタイヤです。タイヤは必須だと思いましたが、それをさらに大きなタイヤにして坂から降りるときの衝撃を最小限にしようと考えました。
印をつけながら彫り進めましたが、もちろんその印も削れていくので完成形を頭の中で立体的にイメージする必要があり、立体造形の難しさを感じました。また、体と翼が左右対称になることと、なるべく体が前後で水平を保つように気を付けました。
3 4 5
テスト当日は10m走らせることが目標でしたが、惜しくも届かず、結果は8mほどでした。
最後まで微調整に励みましたが、まっすぐ進まずに横に曲がってしまったことが距離が伸びなかった原因でした。
抵抗を減らすために大きな車輪をひとつにしたのは効果が出ていたと思いましたが、直進をコントロールする要素をつけるべきでした。