構成基礎
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- 課題 情報リテラシー1 Graphic DesignとSCU Photograph
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身体図フロッタージュ
課題概要
モチーフは自分、私。
フロッタージュという技法で異なるテクスチャを用いた構成表現を行い、自身の感情、存在、体の質感等を生活区域から探し出し肌理スケッチを行い、自分と同じサイズの作品を完成させる。
完成した課題

コンセプト
理想の自分像である、「水のように変幻自在に動く腕」、「まるで指が六本あるかの如く器用な指」、「石のブロックを積み上げたように、積み上げたもの、ことを土台として立つ足」、「爆発を起こしたようにアイデアが溢れ出る頭」などという要素に反して、もう半分は現実のただの人である自分がいるといった理想と現実の対比をしつつ、変わらない部分もあるということをコンセプトに作成した作品です。変わらない部分というのは自分がよく笑う人間であること、そして悲しい感情や怒りの感情はおもてにできるだけ出さず、楽しい感情をみんなと共有して生きていきたいという部分です。フロッタージュする際の音にも注目しており、例えば頭の爆発部分は実際に「がじゃがじゃ」と音がするものからスケッチしてみたり、ニットの生地も実際に布からできたのもでスケッチしたりするなどの工夫も行っています。
自己評価
自分としては、フロッタージュするときの音や、その材質に着目してスケッチできたこと、理想の自分、現実の自分の対比を理想の自分部分を少し現実離れさせることで対比していることを明らかにわかりやすくできたことはよかったのですが、自分を作るのであればこういったようにペラペラではなくもっと立体感を意識して作成すべきだったと後悔しております。
どうしてもフロッタージュ部分にだけ力を入れすぎて、それを組み立てたときの出来上がり部分が、あまり丁寧さを感じられないものになってしまいました。
ニットの部分の重なりをつくるなり、ズボンもつながっている感を出すなり、ポージングを変えるなりその作品を「紙で作った作品」と見せてしまうようなものではなく「動きがある、生きている作品」と魅せられるような工夫をできるよう、今後の活動では試行錯誤していきたいです。
三つのドット
課題概要
「知っている形」を一旦捨て、身体から生まれる線と形の表現がもたらす意味を探索する
完成した課題



コンセプト
一枚目は喜びを表した物。喜びとは何かをイメージしたとき、縁が重なって、喜びに触れるたびにどんどんよろこびが感染していくような、波紋のようなイメージを持ったため、丸が重なったようなデザインにしました。重なった丸の淵の太さが違うのは、「どれほど喜びが感染するかは人それぞれ」と言うことを表すためです。喜びを象徴する色としておいた赤と黄色が混ざっている姿も、「さまざまな喜びが混じり合って新しい喜びが生まれる」と言うのを表しました。
二枚目は哀を表現したもの。上から明るい色で覆おうとするけど暗い色がどんどん流れ漏れてしまう、しまいには明るい色も染み出して侵食してしまう、悲しみがだんだんと隠そうとしているのに表に出て来てしまう様をイメージして作成しました。
三枚目は怒を表現した物。三角形をギザギザさせると、逆側にも三角形が発生することに気づき、そこから「片方が怒ったり機嫌が悪かったりすると、もう一方の相手もそれに感化されて、怒りっぽくなってしまったり、棘のある言い方になる」と言うのをイメージして作成しました。
自己評価
今回、相互作用というのをイメージして全愛の作品を作成しましたが、線を綺麗にフリーハンドで描くことや、絵の具をムラなく、適切な水分量で塗るのが難しく、何枚も紙をつかってしまいました。
ですが、何回か試す中でなんとなくコツを覚えてきたり、絵の具の分量も「次はもう少し多めに」などと学びながら作品を作ることができたため、自分の成長につながったと思います。