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表現基礎(製図) 前半

折り紙椅子

折り紙椅子

課題概要

紙を折ることで出来上がる「折り紙椅子」の制作を通して、デザインに必要な立体物の構成について理解し、光源の使い方も含めた三次元の表現力を学ぶ。

コンセプト

テーマは「太陽と月の玉座」。光源を左右で分け、アシンメトリーな表現を強調するため、中央の玉座は左右対称、その横の模様は非対称に切り抜いた。太陽を赤、月を青というはっきりとした対象の色にすることで、さらにその分かれ目を明確化した。また周囲が暗い状況下で撮影することにより、椅子がぼんやりと浮かび上がってくるような構図にした。

制作過程

折り紙椅子 スケッチ1 折り紙椅子 スケッチ2 折り紙椅子 スケッチ3
スケッチの段階では、「太陽神と月光神」のイメージで、ステンドグラスモチーフではなく椅子の背後に向かい合った人影が模様として浮き出るようなデザインだった。しかし、椅子とともに表現するとどうしても椅子が目立たなくなり、かつ紙から切り出すには難易度が高そうであると判断し、今の完成形となった。
また、椅子の横のモチーフや、下部分を階段のように折り曲げたのは、モチーフを全て切り終えた時にふと思いついて実践した結果である。

自己評価

写真撮影の技術と道具をもっと揃えておきたいと思った。赤と青のライトはパソコンの光で、家に光源がなかったため仕方なく利用したものだった。もっと強い光や、パソコン以外のきちんとした光源を用意したかった。また、周囲が暗すぎたため手前の階段部分が見えにくくなってしまった。手前からも白いライトで少し照らせば、前部分も強調できたのではないかと感じた。