材料加工理論

木工、金工、プラスチック加工の安全な機器操作を学び、目的に合った材料特性を理解して加工方法を習得する科目です。

第1課題

鉄の表情と加工性を生かした立体構成。厚さ1.6mmの鉄板(100mm×100mm)6枚と、長さ300mmの直径6mmの丸棒6本を加工し立体作品を制作

風琴の画像

鉄が響く音と、風を切り空気が鳴る音。その冷たく甲高い音がわたしの中では重なるため、風で鳴るパープをイメージして作った。 めちゃめちゃ三平方の定理を使いつつ、三角形を切り出しました。
実は台部分の三角形は、それぞれ鉄板ふたつを繋いで作っているのだが、一見そうは見えないようにぴったり切り出し&溶接できて満足している。 置くとちょっとだけガタゴトするのが悔しい……

スケッチ

作品のスケッチ。
鉄板6枚を効率的に切る&使うために細かく寸法を出している。

第2課題 Framing House

910mm×45mm×18mmの木材とビスを使用し、風景を切り取る小さな家を作成する課題です。

Framing Houseの画像

家=休息を得る場所、という認識から、地べたに直接座らない家を作成した。 使用した原理は「ダ・ヴィンチの橋」という摩擦力のみで荷重を支える組み方であるが、要所要所にビス止めをすることで安定感を増し、持ち運びしても崩れない家にできた。
座る部分に関しては、強度も形も文句は無いのだが、風景を切り取る屋根の形に納得がいっていない。いつか最適解を見つけたいものだ。
留学生の子に「座ってもいい? ずっと気になってた」と言ってもらえたのがうれしい思い出。

横から見た図

座る部分を横からみた図。上が改善前で下が改善後。点や小さな線はビス止めの箇所。木材の向きを変えることで、上からの負荷に強くすることができた。

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