様々なデジタル情報を扱うための基礎的事項を学習した上で,コンピュータを利用したデザイン作業において一般的に用いられるフォトレタッチソフト及びドロー系ソフトの基本な活用方法を学習します.適切な画像データの作成方法,正しい印刷データの作成方法などを学び,表現ツールとして自由に使いこなすための基礎力を身につけます.
課題1
左側の「Dream come true」はシンデレラをモチーフとしたデザインである。背景は、ドレスの青と、髪色の黄色を表現した。青は西洋において貴賓や清らかさの象徴ともされている。黒色のローマ数字とヴィンテージ調の針で洗練された雰囲気を作り出した。インデックスを繋ぐフレームはシンデレラが魔法にかけられた場面を表現した。パールをイメージしたパーツを魔法の粉に見立てルコとで文字盤に華やかさを加えた。
右側の「Future」は近未来的社会で働く人々がつける時計をモチーフとしたデザインである。私は未来人は効率的なものを好むと考え、全体的に無駄な情報を与え内容心がけ、あえて黒・白・グレーの3色を基調とした。曲線やペンローズの三角形を用いることで幾何学的な美しさを表現するとともに、中心に集まったパーツのバランスをとり、全体的に安心感のあるデザインに仕上げた。
自己評価としては、どちらのデザインも提示されたイメージに合っていると感じるし、こだわって作成した分、完成度も高いと考える。しかし、「Drema come true」はインデックスを繋ぐフレームが少し安っぽく感じられるのが反省点だ。従来のフレームの形にとらわれず、全てパールをイメージしたパーツで構成するのも良かったと考える。また、「Future」は全体的に近未来な雰囲気があるのはいいが、背景のデザインが暗めなのに、文字も暗い色を用いているため、パッとみた時、最初に時間という情報が目に入ってこないのが反省点だ。背景と文字色のコントラストを明確にすれば良かったと考える。
課題2
このフライヤーは自然に囲まれた札幌市立大学芸術の森キャンパスをモチーフとしたデザインである。写真に最も注目して欲しかったため、周りの情報をシンプルにまとめた。背景に配置された緑の丸はキャンパスへ行く際の木々や、そこから差し込む光を表現している。また、この丸をフライヤーの情報を繋ぎ合わせるように配置することによって、まとまりがあり、安心感があるバランスの良いデザインに仕上げた。
自己評価としては、全体的に自然の緑を意識された爽やかな雰囲気のあるデザインで、使用した写真との相性も良いと感じる。しかし、写真をメインにしたいなら、周りのデザインがもう少しシンプルに仕上げて、写真を引き立てる工夫をするのも良かったと考える。