work1
課題の狙い
プラスチックによる造形基礎理論と実習を通して、加工の機器操作安全講習と、目的に合った材料加工特性を理解して加工方法を習得するとともに、材料に適する造形技術、および、3次元の表現力、造形力を養うこと。
坂を降った後、より長く走るモノを作るという課題(デザイン性による加点あり)
コンセプト
言葉遊び、多機能ではなく、多義性を持たせることを目指した。まず走る=駆けると解釈し、駆ける=時をかける、駆ける=掛けるというふうに発想を広げた。そして駆けると同時に針が回る時計が面白いのではないかと思い、制作した。
自己評価
材料の特性と加工方法を知ること、材料特性に基づいた造形ができるようになること、思い描いた造形を立体に加工できること、これらは出来ていたと考える。また、材料選びをもっと工夫できたとは感じるものの、やりたい事ができたと感じているため満足している。また、デザイン性の良く、長く走る機能性もあるため客観的にも良い作品と評価できると考える。
work2
課題の狙い
金属による造形基礎理論と実習を通して、加工の機器操作安全講習と、目的に合った材料加工特性を理解して加工方法を習得するとともに、材料に適する造形技術、および、3次元の表現力、造形力を養うこと。
コンセプト
金属ならではの、金属でしか出来ない表現を目指した。金属で連想できるものを作ることは金属にしか出来ないことかもしれないが、独自性がない と私は考えていた。結果、無機物である金属で、有機物であり生物である花を作ると面白いのではないか、と考えた。多くの要素において対極的な特徴を金属と花はもつ。しかしそれは金属にしか出来ない ”二面性”の表現を可能にしている。また、黒と銀の二色で”二面性”を強調している。金属の持つ安定感、冷たさ、かたさが、花に凛としていて芯のある印象を加えているとも考えている。
自己評価
材料の特性と加工方法を知ること、材料特性に基づいた造形ができること、思い描いた造形を立体に加工できること、これらは出来ていたと考える。しかし、黒と銀の色彩構成は失敗に終わった。銀色になる予定だった部分が溶接の際、変色してしまい、想定していたクッキリとした黒と銀のコントラストを生むことはできなかった。材料の特性、加工方法の特性を知る機会になったので次に活かしていきたい。